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動管法(動物の保護および管理に関する法律)が改正されました。
新しい名称は『動物の愛護および管理に関する法律』となりました。
その理念として、動物の愛護と適切な飼養を通じ、生命の尊重と人との共生に配慮することを明確にしています。
またその中には、飼主の責務について『命あるものである動物の所有者または占有者としての責任を充分
に自覚すべきとする』とともに『その動物に起因する感染症に正しい知識をもつように努めなければならない』
と、しています。
そして愛護の強化を明確にするため罰則の強化が謳われています。
そのほか、動物取扱業者の規制、危険動物の明確化、虐待や遺棄に罰則がかかる動物の範囲などがあります。
管理を中心とした法律から、愛護を中心とする法律に改正され、従来の物として扱われた動物が命あるものと明確
にした点は大きな意味を持っています。
『人と動物の共生』を進めるためには、飼主の責任も重大になりました。
動物と生活を共にしている人も、そうでない人も社会の一員としての動物の存在を認め、その習性を理解して生活
をする努力が必要になります。 ただし、この改正で決して充分であるとは言えません。
動物愛護の運動が続く中で、この法律に至るまで長い期間があり、今はその第一歩を踏みだした時と言えると思い
ます。
私達ひとりひとりの動物に対する意識の向上がさらに必要になるのではないでしょうか。
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